学校改革としての口述史

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著者: 畑中大路・福田鉄雄著

商品コード 9784865612943

サイズ A5判

ページ数 246頁

発売日 2023年4月9日

通常価格(税込)2,000

販売価格(税込)2,000

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本書は、昭和から平成を駆け抜けた、一人の教師の「記録」である。
本書は2部構成でなる。第1部は、福田氏が教職生活の集大成として取り組んだ、H高校の学校改革の記録である。第1部では、福田氏のほか、当該改革の関係者に対して筆者が行った調査結果も盛り込み記述する。第2部では、筆者が福田氏へ行ったインタビュー調査―筆者と氏の対話によって得られた語り―の「記録」である。当該調査は、氏が歩んだ教職生活の過去を振り返りながら現在を語り、そして未来をまなざす形式を取っている。それゆえ、一人の教師の語りを通じて、昭和から平成までの学校教育の変容、さらに令和の教育への期待にも思いを馳せることができるだろう。
今から20年前、福田氏が過ごしたその教師としての時間の中で、当時高校生であった筆者と氏は出会った。そして現在、福田氏と筆者は、立場や年齢を超え、ともに長崎の教育を考える実践者の一人としての関係を続けている。本書は、こうした偶然に支えられ完成した1冊であるが、そもそも教育学研究には、こうした偶然も深く関わるものであるのかもしれない。
本書は、昭和から平成を駆け抜けた、一人の教師の「記録」であるとともに、その教師の語りに耳を傾け、教育学研究者としての現在、そして未来を考えた筆者自身の「記録」でもあった、と。
(はじめに:本書の背景・目的・構成 より抜粋)

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