FLC叢書XI 濱文庫所蔵唱本目録

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著者: 中里見 敬 (編集), 戚世雋 (編集), 中尾 友香梨 (編集)

商品コード 978-4865610505

サイズ 25.7 x 18.2 x 2 cm

ページ数 279

発売日 2015/12/4

通常価格(税込)5,280

販売価格(税込)5,280

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九州大学大学院言語文化研究院FLC叢書XI
濱文庫所蔵唱本目録

九州大学附属図書館濱文庫には、清末から民国時代までの唱本が1125 冊所蔵されている。日本国内の中国唱本コレクションとしては、早稲田大学図書館の風陵文庫(澤田瑞穂旧蔵)約1370種(宝巻215 種を含む)、および東京大学東洋文化研究所の雙紅堂文庫(長澤規矩也旧蔵)652冊に質量ともに匹敵する規模である。

濱文庫の唱本は、元九州大学教養部教授で中国演劇研究者の濱一衛先生(1909~1984)が、1934 年6 月から2 年間、外務省文化事業部派遣の留学生として北京(当時は北平)に留学した時期に収集したものである。大部分は北平で購入したものと思われるが、旅行記の中に開封で唱本を買い求めた記述があるように、鄭州・西安・蘇州・青島などの唱本も含まれている。

濱文庫については、すでに『濱文庫(中国戯劇関係資料)目録』が刊行されており、唱本についても書名、および帙ごとに刊行年、刊行地、出版者、冊数等の重要な書誌的事項が記されている。本書は唱本のみを対象として、より詳細な目録を作成したものである。『濱文庫目録』で〈中国古典戯劇劇本小冊子〉(浜文庫/集162~179)として一括して採録されている全18 帙1053 冊に加えて、さらに「民衆小説戯曲読本」(浜文庫/集180/1~32)、「中国古典戯劇刪節本」(浜文庫/集160/1~17)、および「新印京調合編」(浜文庫/集161/1~23)も加えたため、著録したのは全体で1125 冊となった。

ここで「唱本」という呼称について付言しておきたい。この種の目録として早いものに、劉復・李家瑞編『中国俗曲総目稿』や李家瑞編『北平俗曲略』があり、そこでは「俗曲」、あるいは「曲本」と呼ばれる一方で、皮黄・崑曲は除かれている。他方、演劇のテキストは「劇本」、曲芸(説唱文芸)のテキストは「唱本」と区別して呼ぶこともある。本書の「唱本」という呼称は、こうした厳密な定義に基づくものではなく、形態的には漢籍目録に採られない粗悪な小冊子(おおむね約15 ×10 大、10 葉以下)で、内容的には京劇(皮黄)、梆子戯、蹦蹦戯、大鼓書、子弟書など様々な民間芸能に渉るものを広く指す汎称として用いている。

なお、本書は学術誌に掲載した以下の目録稿をもとに、その後気づいた誤りを修正し、索引を付して刊行するものである。

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