FLC叢書V 日英語の分析―意味と形式のおりなす調和

著者: 江口 巧 (著)

商品コード 978-4903554938

サイズ 21 x 14.8 x 1.6 cm

ページ数 190

発売日 2011/3/10

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九州大学大学院言語文化研究院FLC叢書V
日英語の分析―意味と形式のおりなす調和

本書は、英語の意味論を専門とする著者が、日英語の諸現象を分析した自身の過去の論文10編を選び、それに加筆修正を施したものである。本書は、各論考が取り扱っている内容にしたがって、「法・話者の心的態度」、「語用論・機能主義的分析」、「等位接続・多重指定」、「日本語の諸現象」の四つのジャンルに区分されている。具体的に取り上げられているテーマは、before節の完了形、等位接続の等位項、日本語の指示詞コソア、発見のタなど英語学・日本語学の分野で比較的活発に議論が交わされたテーマから、verb-particle構文の派生に関する機能主義的分析、新聞英語に見られる語用論的指示表現の使用に関する制約、you-suppressionなど、著者独自の切り口で分析を試みたものまで多岐に渡っている。特に後者については、あまり光の当てられなかった現象に対し、著者独自のユニークな視点から挑んだ議論は、英語教育の上でも啓発的と思われる。本書は各現象の分析にあたって、特定の理論の枠組みを用いているわけではないので、言語学の入門者でも比較的容易に言語分析の手法を学ぶことのできる格好の書である。 本書を通じて著者の伝えようとする言語観は、次の「結び」の言葉に集約されている。「言語のさまざまな側面において、意味と形式が相互に作用しあい、話者の意図を効率的に伝える様相が明らかとなる…現在言語が今ある形式をとっているのは決して偶然ではなく、意味を基盤に築き上げられた必然の姿である…要するに、言語は意味と形式が一体となって作りあげられた産物である。そして、意味と形式の相互作用により、言語は話し手の伝達意図を最も効率的に伝える最適の形式を備えるに至るのである。ここに我々は、本書で設定したテーマ、すなわち「意味と形式のおりなす調和」を見てとることができるのである」。本書の議論では、このような著者の言語観を反映する現象を多く見てとることができる。

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