記憶と表象から読む東アジアの20世紀

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著者: クォン・ドング (著), 嚴 基 權 (著), 大和 裕美子 (著), パク・ヘナム (著), 四條 知恵 (著), 木下 直子 (著), 金 泰植 (著), 姜柳 仁化 (著), 佐藤 暁人 (著), キム・ハンサン (著), チョン・グンシク (編集), 直野 章子 (編集), 波潟 剛 (編集), 三隅 一人 (編集)

商品コード 978-4905324911

サイズ 21 x 14.8 x 2.5 cm

ページ数 217

発売日 2015/3/20

通常価格(税込)2,310

販売価格(税込)2,310

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歴史的な出来事の記憶をめぐる闘争が,20世紀終わりごろから世界中で顕著になってきた.1980年代には,「ホロコースト」をめぐる記憶の闘争がヨーロッパや北米において巻き起こった.90年代には,ポスト共産主義の東ヨーロッパや旧ソ連諸国,ポスト・アパルトヘイトの南アフリカ,ポスト・独裁政権ラテンアメリカなどにおいて,新しい政治体制の下で過去の政権や支配層による暴力の記憶が浮上し,公に語られるようになった.東アジアにおいても,80年代以降,とりわけ日本の植民地暴力や戦争責任に関する過去が問い直され,国境を越えて集団的記憶を問い直す試みが続けられている.

学術界においても,80年代以降,「記憶」という概念が,社会学だけでなく,心理学,精神医学,神経科学,歴史学,文学,人類学に至る多彩な分野において一種の「流行」となってきた.95年の著作でヨーロッパにおける「メモリーブーム」を読み解いたアンドレア・ヒュッセンは,それから8年後の新著で,「記憶」という話題は社会においてもアカデミアにおいても使い尽くされた感があり,「記憶疲労に陥っている」と診断したほどである(Hyussen 2003:3).たしかに,日本や韓国の学術界においても「メモリーブーム」がみられる.しかし,東アジアにおける国境を越えた学際的な取り組みは,まだ始まったばかりである.

こうした社会的および学術的な文脈のなか,2011年2月にソウル大学社会科学大学社会学科と九州大学大学院比較社会文化学府との間で,「記憶と表象から読む東アジアの20世紀」という統一テーマの下,大学院生を中心とした学術交流会が始まった.社会学専攻の学生が中心ではあるものの,文学や国際政治学を専攻する学生も参加して,社会学および文学を専門とする教員とともに,4年間にわたり学術的な交流を深めていった.その成果が本書である.

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